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教えて!じん先生

当院院長が皆さんのお悩み・疑問に丁寧に、鋭く、楽しくお答えします。悩むよりまずはご相談を!

耳(みみ)

  • 生まれて初めての聴力検査で精査した方が良いと言われました。どうしたら良いのですか?
    耳(みみ)

    さく太郎

    20代 福岡市南区 女性

    質問者さんはおそらく「新生児聴覚スクリーニング検査」で精査を勧められたのではないかと思われます。

     

    これは、生まれて間もない赤ちゃんを対象として行う簡易的な聴力検査のことで、赤ちゃんが寝ている間に短時間で終わる安全な検査です。左右それぞれの耳で「Pass(パス)」「Refer(リファー)」いずれかの結果が出ます。Referの場合は、耳鼻咽喉科での詳しい検査が必要ですが、それができる病院は限られているため、最初に検査を行った病院で詳しい検査ができる耳鼻咽喉科を紹介してもらって、できるだけ早く受診するようにしましょう。

     

    生まれたときから耳が不自由な「先天性難聴」は1000人に1〜2人の頻度で存在すると言われていますが、赤ちゃんが聞こえていないことに気付くのはとても難しく、2歳頃になって言葉がなかなか出ないことで初めて判明することも少なくありませんでした。音を聞くということは、言葉の発達に非常に重要ですので、仮に難聴であっても、早期から補聴器を使用したり、適切な治療や訓練を行ったりすることで、将来的に問題なくコミュニケーションをとれるようになる場合も多くあります。一方で、発見が遅れて介入が遅くなればなるほど、言葉の発達に支障を来すことが分かっているので、できるだけ早期に難聴の赤ちゃんを発見することが重要です。そのために全国の産科で新生児聴覚スクリーニング検査を行うことが推奨されています。

     

     

    基本的には自費で任意で行う検査ですが、最近では各自治体から補助が出る場合も増えてきており、赤ちゃんの将来のためにも是非調べてもらいたいと思います。

     

    ところで、スクリーニング検査というのは、広く浅く検査を行い、異常を見落とさないように少しでも怪しい場合も引っ掛ける検査ですので、Refer(要精査)だからといって、すぐに難聴と確定したわけではありません。専門機関でより詳しい検査を行い、本当に難聴なのかどうか、難聴だった場合は、どちらの耳がどの程度の聞こえなのか、またその原因などを調べます。

    一方で、Passだった場合でも徐々に聞こえが悪くなる場合もありますので、普段からお子さんの様子に注意していただき、呼んでも反応しない、テレビの音が普段より大きいなど気になることがあればお気軽に当院へご相談ください。

  • 急性中耳炎は治ったけど、水がたまっていると言われました。何もしなくても良いのでしょうか?
    耳(みみ)

    ミキママ

    20代 大野城市 女性

    急性中耳炎の後に水がたまるというのは、中耳炎が治る過程でよくみられることです。

    急性中耳炎とは、鼓膜の奥の中耳という空間に感染・炎症が起こり、膿が溜まった状態ですが、これが治っていく過程で、膿が透明なサラサラした液体に変わり、それが徐々に引いていって最終的に元の状態にもどっていきます。

    急性の炎症が起こっている最中は、抗菌薬を使用したり、痛みに対して鎮痛剤を使ったりしますが、それが落ち着いてしまえば、水が溜まっていたとしても何もせずに2〜3週間ほどで自然に良くなることが殆どです。ただし、場合によっては水がずっと残ってしまい、聞こえが悪い状態が続いて「滲出性中耳炎」になっていることがあります。

    その場合は、滲出性中耳炎に合わせた治療が必要ですので、痛みが取れたからといって「治った!」と自己判断せずに、耳鼻科で鼓膜を見てもらって、完全に治ったかどうか確認することが大切です。

     

  • 中耳炎があるとどうしてプールはダメなんですか?
    耳(みみ)

    ちぃちゃんのママ

    30代 春日市 女性

    一般的に中耳炎というと、耳が痛くなって熱が出たり耳垂れが出たりするようなものを思い描くと思いますが、これは医学的には「急性中耳炎」といって、鼓膜の奥の中耳という空間に感染・炎症が起こり、膿が溜まっている状態を指します。

     

    プールやお風呂で耳に水が入っても、鼓膜でブロックされるので、それが原因で中耳炎になることはありません(鼓膜に孔が空いていると別)。中耳は耳管という管で鼻の奥とつながっており、風邪や副鼻腔炎などで鼻から入った細菌やウイルスが耳管を通って中耳へ感染することで中耳炎になります。

    プールの水は消毒のために塩素などの薬品が入っており、これが鼻から喉に入ることで鼻粘膜や咽頭に炎症が起こり、中耳炎の治りが悪くなったり再発しやすくなったりすると考えられます。また、中耳炎で耳垂れがあるときは、鼓膜が破れて中耳に溜まった膿が外に流れてきている状態なので、耳に水が入るのは良くないです。ですので、急性中耳炎の場合、1〜2週間程度はプールをお休みした方が良いでしょう。

     

    また、痛くない中耳炎として中耳に水が溜まる「滲出性中耳炎」がありますが、この場合はプールは問題ない場合も多いです。ただし、治療で鼓膜にチューブを留置している場合は、耳栓の使用をお勧めしています。耳栓をしていても、飛び込みや潜水は水圧で中耳に水が侵入してしまう危険性があるので厳禁です。

     

    ただ、そのときの耳内や鼻の状態にもよるので、心配なときはプールの前に耳鼻科でチェックしてもらうのが良いでしょう。

  • めまいは、めまい体操で治る?
    耳(みみ)

    すーさん

    60代 春日市 女性

    めまいで受診したらめまい体操をして治しましょうと言われたんですが、それで治るんでしょうか?
    結論から言うと、めまい体操で治るめまいと、それだけでは治らないめまいがあります。

     

    耳が原因のめまいで最も多いのは「良性発作性頭位めまい症」です。これは、ベッドから起き上がるときや寝返りを打つとき、上の物を取ろうと見上げたときなど、頭を動かしたときにグルグル回るようなめまいが起こる病気で、じっと休めば数十秒〜数分以内に治まりますが、頭を動かすとまためまいが起こるのが典型的です。「良性」とあるように、命に関わることはありませんが、ひどい人は動くたびにめまいや吐き気が起こるのでとても辛く、決して軽い病気ではありません。ただし、これはめまい体操で治るめまいです。

    耳の奥(内耳)には三半規管といって、体のバランスを調節しているところがあります(図)

     

    ドーナツのような空洞に液体(リンパ液)が流れており、その流れる方向で、自分が今どの方向を向いているのか、どんな体勢でいるのかを脳が判断します。この管の中に「耳石(じせき)」といって、小石のような物がコロコロと紛れ込んでしまった状態が「良性発作性頭位めまい症」です。頭を動かすたびに、この小石がコロコロ転がるので、通常とは違う流れが生じてしまい、めまいが起こります。じっと休めば小石も止まるのでめまいも止まりますが、動くとまた転がってめまいが起こります。小石が管の外に出てしまえば、めまいが起こることはありません。何もせず自然に治ることもありますが、なかなか治らない場合は、めまい体操をすることで小石を管の外に出します。

    耳鼻科を受診し、頭を動かしてみてめまいが起こるかどうか、そのときに眼振(目の揺れ)が起こるかどうかで診断できますが、なぜかそのときはめまいが起こらないということもよくあります。症状やその他の検査などから「良性発作性頭位めまい症」の可能性が高いと判断されれば、まずはめまい体操を試してみるようお勧めしています。

    体操には色々な種類がありますが、最も一般的で自宅でも簡単にできるものとして、仰向けに寝た状態で左右に寝返りを打つ方法があります。寝返りを打つとめまいが起こるのに、体操で寝返りをするとまためまいが起こるじゃないか!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。そうです、わざとめまいを起こすのです。繰り返し耳石を動かすことで、排出されやすくなります。最初はきついかもしれませんが、頑張って続けることで大半は2週間程度で良くなります。人によっては1ヶ月以上かかる場合もありますが、体操によって身体がめまいに慣れていく効果もありますので、諦めず継続することが大切です。めまいがするからといって寝てばかりいても治りません。

    ただし、めまいの中には投薬が必要なものや、CTやMRIなどの画像検査が必要なものもありますので、自己判断はせずにまずは当院を受診されることをお勧めします。

  • 飛行機で耳が痛くなるのはなぜ?
    耳(みみ)

    えみパパ

    40代 春日市 男性

    飛行機に乗っているときに耳が痛くなるのは、耳と鼻の奥をつなぐ「耳管(じかん)」の機能が関係しています。耳管は通常は閉じていますが、あくびをしたりつばを飲んだりすると開きます。これには、鼓膜の内側(中耳)と外側とで空気の圧に差ができたときに、耳管を開くことで圧を調節するという働きがあります。

     

    話を飛行機に戻しましょう。地上にいるときには中耳の気圧は外と同じです(図1)

     

    ところが、離陸して上空にいった場合、周囲の気圧は下がるため、中耳の気圧の方が高くなり、鼓膜が膨張してしまいます(ポテトチップスの袋が上空で膨らむのと同じです)(図2)

     

    耳管機能が正常な人は、あくびをしたりつばを飲んだりすることで耳管を開き、中耳内の空気を外に逃がすことでこれを解消することができますが、耳管機能が低下している人はそれができません。そのため、鼓膜がどんどん膨張して耳が痛くなるのです。着陸の場合はこの逆で、地上に近付くにつれて、周囲の気圧が上がるため、鼓膜が凹んで痛くなります(図3)

     

    耳管を開いて空気を中耳内に取り込むことで解消されますが、空気を逃がすより取り込む方が難しいため、離陸のときより着陸のときの方が耳が痛くなる人が多いのです。飛行機を降りた後も耳の痛みや耳鳴り、聞こえにくいなどの症状が続く場合は「航空性中耳炎」になっている可能性があるので、早めの耳鼻科受診をお勧めします。

    耳鳴り・耳が痛い

     

    予防するためには、痛くなる前からこまめにつばを飲む、飴をなめる、水を飲むなどを心がけるといった方法があります。お酒を飲むとむくみやすくなるので、耳が痛くなりやすい人は搭乗前や機内では控えた方が良いでしょう。それから、眠ってしまうとつばを飲む回数が減るので、できるだけ離着陸時は起きて備えておくのがオススメです。風邪や鼻炎で鼻の粘膜が腫れた状態だと耳管がうまく働かないので、飛行機に乗る前にしっかり耳鼻科で治療した方が良いですね。

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