「補聴器・耳鳴り外来」を毎週火曜日午前、木・金曜日の9:00〜18:00に完全予約制で受診いただけます。お気軽にご相談ください。
当院では、「聴こえ」にお悩みの方を対象として、補聴器外来を実施しています。
診療時間は「毎週火曜日午前、木・金曜日の9:00〜18:00」で、完全予約制とさせていただいております。
受付にてご予約を承っております。
まず、聴力検査の結果やお耳の状態の診断をさせていただき、治療を行うべきなのか、補聴器で補っていくべきなのかを診断させていただきます。ご本人および周囲の方が日常会話で不自由を感じており、治療では改善されない難聴があれば、ご希望により補聴器外来を受診していただきます。認定補聴器技能者(※1)と協力し補聴器の説明、補聴器の調整、貸出を行い日常生活の中で補聴器を試していただきます。最終的に、医師が補聴効果を確認し、ご自身が希望されれば業者より補聴器購入が可能です。
補聴器外来に見えられる皆さまが必ずしも補聴器に順応するとは限りませんので貸出にてしっかりと試聴をしていただき、主観的な評価と客観的な検査結果を交えながら、改善点や問題点をご相談していきます。
(※1)どんなに高価な補聴器でも、その人の聴力に合っていなかったり、適切に調整されていなければ本来の性能を発揮できません。補聴器の販売や調整などに携わる人に対し、財団法人テクノエイド協会が、厳しい条件のもと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格、それが認定補聴器技能者です。
右記のチェック項目にいくつもあてはまる方は聴力が低下しているの可能性がありますので当院までご相談ください。
下記のチェック項目にいくつもあてはまる方は聴力が低下しているの可能性がありますので当院までご相談ください。
この種類の補聴器は、メーカーによって呼び方が複数存在しますが、「RIC(リック)タイプ」もしくは「RITE(ライト)タイプ」と呼ばれています。マイクやアンプなどが搭載された補聴器本体は耳の裏に位置し、そこから電線でつながったレシーバー(もしくはスピーカー)という音を出す装置を耳穴に挿入します。比較的新しいタイプの補聴器です。
比較的歴史の長い補聴器です。マイク・アンプ・コンピュータ・レシーバーといった機械類が全て一つのケースの中にまとまっており、耳の裏に位置します。レシーバーから出力した音がチューブの中を通って耳穴に挿入した耳栓部分までを空気伝達する仕組みです。
他のタイプの補聴器と比較すると、最もシンプルな形状の補聴器で、耳穴に挿し込む本体の中に全ての機械がまとまっています。このタイプの補聴器は、一般的に、装用者の耳穴の形状に合わせてオーダーメイドされます。
音楽プレーヤーのように、イヤホン部分と長いコードでつながった本体という形をした補聴器です。他の種類の補聴器と違い、本体をポケットに入れたり、首から提げたりといった取り扱いをします。
院外にて補聴器を購入してみたものの、聴こえが改善しなかったり、不快に感じられたりなど、うまく活用できていない方に関しましても、補聴器相談を承ります。補聴器は、装用者の聴こえの状態に合わせて専用機器にて音質の調整を行うことで、装用者にとって必要な補聴を行う管理医療機器ですので、装用者に合った適切な音質調整が必要です。聴こえが改善しなかったり、不快に感じられたりする場合には、音質調整が装用者に合っていない可能性が高いです。すでに購入された補聴器であっても音質を再調整することで聴こえを改善できる可能性がありますので補聴器をご持参ください。
当院の補聴器外来は、補聴器を購入する為の外来ではなく、聴こえに悩んでいる皆さまが補聴器を使用することで聴こえが改善し、幸せな生活を送ってもらうための外来です。補聴器適合判定医として、装用効果の各種検査を行いながら、患者さまの補聴器の適合を判定いたしますので、ご安心ください。ご自身に補聴器が必要なのかどうかがわからず、迷われている方も、お気軽にご相談いただければ幸いです。
どなたも「キーン」という耳鳴りのようなものを感じたことはあるのではないでしょうか。しかし、頻繁に耳鳴りにおそわれたり、常に鳴りやまないようであれば、イライラやうつ、不眠など、とても辛い思いをされていることと思います。
7〜8割の方で耳鳴りは治るとされております。
当院では、耳鳴りにお悩みの方を対象として、耳鳴り外来を実施しています。
診療時間は毎週火曜日午前、木・金曜日の9:00〜18:00で、完全予約制とさせていただいております。
受付にてご予約を承っております。
耳鳴りの原因には脳腫瘍や脳梗塞など病気によるものが希にありますが、難聴を伴うものが約9割といわれています。「耳鳴りは感じているが、難聴ではない」と自分自身で認識されている方も多いと思いますが、難聴は多くの場合、ある日突然起こるのではなく、成人して以降、気づかないほど緩やかに進行する為、自覚しづらいものです。
※健康診断で難聴と診断されなくても、検査されない周波数に難聴がある場合もあります。
耳介によって集められた音は外耳道を通って鼓膜を振動させます。鼓膜の振動は、耳小骨によって増幅され、内耳の蝸牛に伝わり、電気信号に変換されます。電気信号が脳内で中継され、聴覚野に届くと音として認識されます。
難聴になると、耳から脳に送られる電気信号のうち、難聴が起こっている特定の周波数の電気信号が弱まります。脳がそれを察知すると、弱まっている周波数の音をよりよく聴き取ろうとして、自らその周波数の電気信号を増幅しようとします。その結果、脳が過度に興奮してしまい、耳鳴りが生じます。
当院では、補聴器(もしくはサウンドジェネレーター)を使用して治療を行います。補聴器の調整により、聴こえが悪くなっている周波数の音を大きくして耳に届けますので正常に近い電気信号として脳に届けられるようになり、脳が電気信号を強くする必要がなく、脳の過度な興奮が収まり耳鳴りが消失・軽減・緩和するのです。
この治療は、少しずつ脳を変えていくリハビリのようなものであり、他のリハビリと同様、時間がかかります。定期的に補聴器の細かい調整も行う必要があります。定期的に通院していただくことや毎日補聴器を装用することが必要ですので、それが続けられない方は効果が期待できません。言い方を変えると、定期的な通院や補聴器装用という面倒さを乗り越えてでも耳鳴りを治したいと切望されている方には向いている治療法だと言えますので、この点をご理解の上でご相談ください。
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2020年11月16日 | 耳鳴り音響療法について |
2019年06月10日 | 先輩方にご来院いただきました。 |
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難聴は一人ひとり、聴こえの状態が全く異なります。補聴器は単に音を増幅させるのではなく、装用者の聴力に合わせて細かく音質やさまざまな機能を調整することで聴こえを補う管理医療機器です。この音質調整は、必ずしも初回の調整で完結するものではなく、実際に装用して生活することと並行して、少しずつ再調整することで最適な調整に近づけていきます。また、補聴器には、さまざまな種類があり、装用者によって適切な器種が異なります。多くの補聴器メーカーの中から、用途にあった補聴器を選ぶことが可能です。