いびき、睡眠時無呼吸症候群
【第2弾】睡眠時無呼吸症候群(SAS)の合併症のご紹介です!
ブログで度々、睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)に触れてきましたが、SASには様々な生活習慣病が合併します。
前回は「高血圧」について触れてきましたが今回のテーマは「心疾患」です。
SASは、心不全、突然死など、様々な心疾患との関わりがあります。
SASが心疾患に影響を及ぼす理由は、
・繰り返す低酸素状態
・交感神経の活性化による悪影響
・肥満に伴う冠危険因子(高脂血症・糖尿病など)の増加
などが挙げられます。前回触れました、高血圧の状態が続くことも理由の一つです。
狭心症や心筋梗塞のことを冠動脈疾患といいますが、冠動脈疾患になりやすい因子のことを冠危険因子といいます。SASの方は、肥満であることも多く、上述の糖尿病、高血圧、高脂血症など冠危険因子を多く持っています。そのためSASがあると冠動脈疾患になりやすいと報告されています。
SASを治療することにより冠危険因子を減らすこともできますので、冠動脈疾患の発症予防につながると考えられるのです。またSASは、心不全の約6~7割に合併し、さらにその予後を悪くします。様々なデータでも、SASを合併していると心不全による再入院率や死亡率が悪化することがわかっています。
このようにSASはこれといった自覚症状がない方も多く放置されがちな病気ですが、そのままにしておくと、深刻な病状に発展してしまうリスクがどんどんと膨れていくのです。
当院では睡眠時無呼吸症候群の早期発見に力を入れています。簡単な検査で、自身が睡眠時無呼吸症候群かどうかわかる簡易検査・精密検査を実施しており、自宅で普段通りに寝ながらできるので、仕事や日常生活に支障を来たさずに検査を受けることができます。
お気軽にお尋ねください!
当院の睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状、検査、治療については、下記ボタンよりご覧いただけます。
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