レーザー治療
鼻レーザー治療
最近、毎日のように鼻レーザー治療を行っていますがよくお問い合わせをいただきますので、当院で行なっている鼻レーザー治療について書きます。
<レーザー手術について>
薬物療法で症状が改善しない方、薬を飲み続けるのに抵抗のある方、花粉症がひどい方。そういう方にはレーザー手術という治療法があります。鼻の中の粘膜がアレルギー反応で腫れることで、くしゃみ・鼻水・はなづまりといった症状がでるのですが、その部分をレーザーで焼灼することで症状が出ないようにする治療法です。特に薬物療法では抑えにくい鼻づまりに効果があります。 レーザーにも色々と種類がありますが、現在は安全面からも炭酸ガスレーザーが主流となってます。
◎当院で行っている炭酸ガスレーザー手術治療について
外来予約制で行なっております。一度受診していただき、鼻レーザー可能なお鼻であるかの診察、レーザー治療日の予約をしていただきます。レーザー手術当日は来院から帰るまで1時間程です。まず麻酔薬をひたしたガーゼで鼻の粘膜を麻酔します。注射の麻酔はありませんのでご安心ください。充分に麻酔が効いたら鼻の中を内視鏡で見ながら、また患者さまにもお見せしながら鼻の中の特に下鼻甲介(かびこうかい)という部分をレーザーで10分弱焼灼します。
痛みはほとんどなく、出血もほぼありませんので、小学校高学年から受けることができます。浅い範囲のみ焼灼するので安全性が高い反面、一度の手術では十分な効果が得られないこともあり、その場合は数回にわたって手術を行います。
花粉症でレーザーを行う場合には花粉飛散の前(秋~1月中旬頃)に行います。花粉飛散が始まってしまうと手術によってかえって鼻を刺激してしまうためです。レーザー手術自体に大きな副作用(合併症)はなく、有効率は70~80%です。しかし減感作療法のように根治させる治療法ではないので、アレルギーの体質改善までは期待できず症状の再発はありえます。効果の持続は平均で約2年程度と考えられます。これがイイと毎年レーザー治療を希望される方もいらっしゃいます。
日帰り手術で数千円の費用負担で行えるのもレーザー手術のメリットのひとつですが、鼻中隔湾曲症や蓄膿症の合併などでレーザー手術だけでは効果が不十分な方もおられます。そういった方へは提携病院へご紹介いたしますのでお気軽にご相談ください。
<レーザー手術の特徴>
◎長所
(1)薬物療法が無効な人にも効果期待できる。
(2)鼻づまりに効きやすい。
(3)安全性が高く、繰り返しおこなえる。
(4)出血、痛みがほとんどない
(5)有効率は70~80%
◎短所
(1)永続的な効果は期待できない。
(2)無効例もある。
鼻レーザー治療についてご不明な点、不安な点がございましたら、まずはご相談ください。
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