いびき、睡眠時無呼吸症候群
「冷房とCPAPの加湿器」について
夏を感じるようになってきましたね。マスク装着での外出が多くなり、今年はコロナと共存する夏になりそうですね🏖
さて、今回のテーマですが「冷房とCPAPの加湿器」についてです。最近、CPAP治療中に口の渇きを訴える患者さまが多くいらっしゃいます。これは気温の上昇によりクーラーを入れていることが原因の場合が多いです。
冬場の暖房器具で乾燥が加速するのは皆さんご存じのとおりなのですが、実はクーラーでもお部屋の水分が減っていきます💧
暖房を入れると空気の温度が上がり空気中に溶け込める水分の量が増えます。暖まって水分をより取り込めるようになると、まるで周りの物から溶け込むかのように自然と水分が空気中へ移動していきます。要するに、私達の体の水分も同様に温められた空気中に溶け込む為、乾燥していくのです。
クーラーの場合は、室内を涼しくしてくれるだけでなく、除湿も行っています。除湿とは、湿気(空気中に含まれる水分)を取り除くことであり、湿度が下がることで室内は乾燥してしまうのです。そして、クーラーは水分を多く含んだ熱い空気を吸い込み、冷やされた水分量の少ない涼しい空気を出すことで、室内を快適な空間にしています。水分量の少ない空気は、湿度が低く乾燥しているため、長時間この空気によって冷やされた室内にいると、肌やのどが乾燥してしまうというわけです。
特に冬場に加湿器を使い、加湿された空気に慣れていると夏場に加湿器を外しクーラーを入れた際により乾燥を感じやすいです。乾燥が激しい方は、お部屋の温度と相談しながら加湿器を使ってみるのもお勧めです。実際に沖縄県など気温が高い地域はクーラーの使用頻度も高くなるため、加湿器を使われている方が非常に多いようですね。
季節の変わり目などCPAPの使用感が変わりやすい時期なのでお悩みがございましたら、いつでもご来院ください。患者さまそれぞれに合った機器や設定、マスクをご案内いたします。
また、今月より火曜と金曜午前に内科専門医による睡眠外来を行なっております。これまではむずかしかった睡眠障害や内科合併症(高血圧・糖尿病など)に対しても幅広く対応可能になりました。これからも患者さまのニーズに応えれるよう真摯に地域医療に貢献してまいります。体の不調を感じましたらお気軽にご相談ください。
じんのうち耳鼻咽喉科は那珂川市と春日市の間に位置しており、春日市・大野城市・福岡市南区・早良区・太宰府市の皆さまにもご来院いただいています。駐車場も23台あり来院しやすいクリニックです。心よりお待ちしています。😌
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